MYSELF自分

MYSELF : 自分

DATE : 2023.10.31

本音と向き合う力を身につけて「自分らしい生き方」を選択しよう

女性が社会で働くことが当たり前になり、ワークライフバランスに配慮された就業環境が整い、女性たちが働きやすく、生きやすくなった……そういわれることもある昨今。でも、それって本当なのでしょうか?
令和時代の女性たちがぶつかっている悩みや壁、それらをふまえて自分らしく生きていくためのヒントを、キャリアコンサルタントの岩橋さんに聞きました。

今回教えてくれるのは……

取材・監修:株式会社MYコンパス代表取締役
キャリアコンサルタント
岩橋ひかりさん


お茶の水女子大学を卒業後、株式会社セブン銀行に入社。広告、企画部門を経て、人事部門で新卒採用やダイバーシティ推進に従事。その後第2子を出産し、2017年には株式会社MYコンパスを創業。
生き方に働き方を合わせる「ライフキャリア思考」を提唱し、国内外1万人以上の女性を支援。企業での講演やメディアでの連載、支援者育成など幅広く活動中。著書に『最強のライフキャリア論。』(時事通信社)がある。
https://mycompass.co.jp/  

「女性が生きやすい時代になった」って本当? みんな悩みを抱えてる


男女平等の考え方が着実に社会に浸透してきた昨今、「女性が生きやすい時代になった」という評価も耳にします。しかし、働く女性たちに話を聞いてみると、悩みは尽きない様子。あなたもこんな不安やジレンマを抱えていませんか?

・思うように貯金ができないうえに物価上昇が続いて、将来も老後も不安
・恋人のことは好きだけど、今と同じように仕事を続けることを受け入れてもらえないなら結婚はしたくない
・結婚や出産をした友人が増え、自分の人生に焦りを感じる
・子どもとの時間を増やすには、出世は諦めなければならないかもしれないと思う
・数年前と比較して疲れやすくなったし、やるべきことをすべて完璧にこなそうとすると体調を崩してしまう

時代の変遷とともに女性の生き方の選択肢が増え、さらにSNSの発達によって他人の生活をリアルに見られるようになり、「自分はこれでいいのだろうか」という迷いも生じやすくなっているのではないでしょうか。  

令和時代になり、私たちの働き方はどう変わった?


女性が家庭を守ることが良しとされた昭和を経て、平成に入ると男性社会に女性が少しずつ進出しはじめました。環境が徐々に整ってきたこともあり、平成の後半には、女性が「自分らしく働く」ことを目指せるように。そして令和になった今、男女問わず「自分らしく」が働き方の選択基準に入るようになったと感じます。

一方、会社組織でも就業時間や日数、勤務地の幅が広がるなどして、組織に所属しながら「自分が望む生き方に働き方を合わせること」ができるようになってきています。

[新しい働き方の一例]
※2023年9月現在、「Life is」を運営するSOMPOひまわり生命保険株式会社にて導入されている制度の一例
●早帰りの推進
●レイト・アーリーワーク
●プレミアムフライデー
●日本全国どこに住んでいても本社勤務が可能
●[妊娠・育児・介護・治療の場合]短時間勤務制度/シフト勤務/週4勤務制度が可能

しかし、社会の変化に伴ってライフスタイルの自由度が高まった反面、「自分の本音」ときちんと向き合える力がより求められています。今は、進む方向を定められる人は理想を叶えやすく、それができない人は進路に迷いが生じて苦しくなってしまう時代なのです。  

悩みは隠れた本音を見つけられるチャンス


時代が流れ、社会が変わっても、ほとんどの女性は悩みや迷いを抱えています。しかし、悩みは自分の本音を見つけられるチャンスでもあります。悩むことはネガティブに捉えられがちですが、そこに隠れた本音を認識できれば、本当に自分が叶えたい未来に向かって進んでいけるのです。


悩むたびに自分の本音を探る習慣を身につけて

多くの方は、悩みを抱えたときに表面的なアプローチをしてしまいがち。例えば、「今後のキャリアに不安があるから、とりあえず人気の資格をとってみるか」といったアクションです。そうではなくて、もっと根本的に悩みに向き合い、「自分がどうしたいか、どうなりたいか」を探る必要があります。

悩みは一生尽きないものです。ライフステージが変われば、そのたびに新たな悩みが生じるでしょう。その都度自分の本音を見極め、理解し、大切にしながら進んでいく習慣をぜひ身につけてください。  

自分らしい生き方を選びとるために、心を大切にしよう


私は、これからは「心」が大事になってくる時代だと考えています。心と向き合う時間をどれだけもてるかが、幸せに生きていくためのカギになるでしょう。

そのためには、少しでもいいので「立ち止まる時間」をつくってみてください。例えば、朝30分だけ早く家を出て、居心地のいいカフェでぼーっとしてみてはいかがでしょうか?
仕事や勉強などはせず、とにかく頭と心を休めましょう。そうやって一日の中に「自分のための時間」を設けると、徐々に日々の焦りから解放され、心の声に向き合えるようになってきます

「そんなことでは変わらない」「時間がもったいない」と思われるかもしれませんが、頭で考えがちな現代人にとってはとても重要なアクションです。ぜひ実践してみてください。

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