HEALTHCARE健康

HEALTHCARE : 健康

DATE : 2019.10.03

いつでも、誰でも、行けばそこが居場所になる 「マギーズ東京」へ、ようこそ。

本記事は、「がんであってもなくても、自分らしく生きる」をコンセプトとした、マギーズ東京が発行する情報誌『Hug』からの転載記事となります。

居心地のいい空間に、医療的知識のあるスタッフがいて、友人のように話せる。がんに関わる人たちが、生きる力を取り戻せる場。それがマギーズです。2016年のオープン以来、環境の力、ヒューマンサポートともに進化しています。

どんなところ?どうやってできたの?
What's Maggie's?

家庭的な環境やヒューマンサポートがあり、気軽に立ち寄り、好きなように過ごせるマギーズは第二の我が家。


1996年
「がん治療中でも、ほっと自分を取り戻せる場所」
として、英国にマギーズセンターが誕生


「がんの治療中であっても、患者ではなくひとりの人間としてほっと自分を取り戻せるような家庭的な場と、医療的知識のある友人のような看護職・心理職によるサポートがほしい」。

がんで治療中だったマギー・ジェンクスさんの願いを、担当看護師のローラ・リーさん(現CEO)と、夫で建築家のチャールズ・ジェンクスさん(現ケズウィック財団理事長)が引き継ぎ、1996年、英国に最初のマギーズセンターが完成しました。がんに直面して悩む本人はもちろん、家族や友人、医療従事者など誰もが、無料で気軽に立ち寄れる場として、チャリティ(寄付)によって運営されています。

マギーズセンターを訪れた人は、自分の好きなように過ごせます。お茶を飲んでくつろいだり、静かに過ごしたり、看護師・心理士に病気のことを気兼ねなく話したり、必要な支援によって、力を取り戻して自分で歩んでいけるのです。病院でも自宅でもない。マギーズは第二の我が家を目指しています。

マギー・ケズウィック・ジェンクスさん

造園家で造園史家。外来でがん再発を告げられたショックのなかでも「次の患者がいるので外へ」と促され 、「治療中でも、患者ではなく一人の人間でいられる居場所と、友人のような道案内がほしい」と願う。病床で夢を描き、第一号であるエジンバラのマギーズセンターに結実。
写真提供/Maggie's Centres

マギーズセンターの建築概要
これに沿って世界的に著名な建築家が設計

□ 自然光が入って明るい
□ 安全な(中)庭がある
□ 空間はオープンである
□ 執務場からすべて見える
□ オープンキッチンがある
□ セラピー用の個室がある
□ 暖炉がある、水槽がある
□ 一人になれるトイレがある
□ 280㎡程度
□ 建築デザインは自由

オープン1年半で10,000人超が来訪
進化を続ける「マギーズ東京」の現在

英国マギーズセンターの国際ネットワークの正式な一員として連携を深めて、質の向上や内容の充実を図っています。


多くの方のご支持を力にして
2周年を迎えたマギーズ東京


「がんに関わるすべての人に自分の力を取り戻せる場を。英国のマギーズセンターを日本に」との声が高まるなか、共同代表の秋山正子と鈴木美穂の出会いを契機に、2016年10月10日マギーズ東京はオープンしました。

木の温もりに満ちた居心地のいい空間には、秋山センター長をはじめ心理療法士やがんを専門とする看護師、保健師、栄養士など医療的知識のあるスタッフが常駐し、無料で相談に応じています。2017年4月、センター長は英国での研修をおえ、マギーズ東京は国際ネットワークの一員に。また同年5月よりグループプログラム開始。現在は「心、体のリラクセーション」「ストレスマネジメント」「栄養セミナー」などが行われています。

一方、チャリティイベント等、運営を担う鈴木も全力疾走。1周年を迎えた2017年10月には、「認定NPO法人」に指定され、寄付に対して税制優遇措置が受けられるように。またワークショップ「サポーティングマギーズ」など多彩な活動も始まっています。

3年目を迎えたマギーズ東京は、着実かつスピーディに進化しています。


共同代表理事・センター長秋山正子

末期がんの父と姉の在宅ホスピスケアへの関わりや、訪問看護の経験からマギーズセンターのような場を日本にも、と取り組んできた。看護師・助産婦・保健師。

共同代表理事鈴木美穂

20代でがんの治療中“未来が想像できないつらさ”を経験。在京テレビ局報道記者に復帰後、国際会議でマギーズセンターを知り、持ち前の行動力でオープンを推進。

リラクセーションプログラムの様子。毎週2日程度行っています。スケジュールはHPに掲載。

STATICS of maggie’s Tokyo
数字で見るマギーズ東京


10月で3年目に入るマギーズ東京。約2年8カ月の間に来訪された方々をデータで見ましょう。

オープン以来、来訪者数は月平均500名前後。中には遠方から足を運んでくださる方も。その内訳を見ると「がんに関わるすべての人が自分の力を取り戻せる居場所」というマギーズの理念を裏付ける形になりました。

来訪者累計(※2016年10月11日~2019年7月31日):18,000人 (見学、取材含む)
平均来訪者数:26人/日、529人/月

[来訪者内訳]


がん経験者ご本人、ご家族や友人はもとより、医療者も多く訪れています。


[来訪者の状態]

“Cancer Journey(がんの旅路)”における、あらゆる時期の方が来訪しています。

お気に入りの場所を見つけてください

「マギーズ東京」まる見え間取り図

木の温もりに包まれたマギーズ東京には心地よく過ごせる場所がたくさんあります。そのポイントを図解でご案内します。



BOOKSHELF
本棚

リビング、セラピールームへ続く廊下に沿ってつくり付けられた木製の本棚。がんに関する書籍やパンフレット、生活のヒントになる本なども並びます。


SOFA
ソファ

ダイニングとガラス越しにつながり、程よくプライベート感のあるリビング。つくり付けのソファでくつろいだり読書をしたり、ゆったりと過ごせます。


SOFA & SEMINAR SPACE
ソファ・セミナースペース

アネックスと呼ばれる別棟は多目的な空間。グループプログラムが行われるほか、リビングとしても利用されます。曲線を描く木のソファが優しい雰囲気を醸しています。

\ここによく出没/

看護師岩城典子さん

「セミナーなどがないときは、アネックス棟でも思い思いにお過ごしいただけます。ソファのあるコーナーは女子会トークにもいいかも!?」

KITCHEN TABLE
キッチンテーブル

大きな窓から陽光が差し込む開放的なダイニングには、樹齢300年のアフリカンチェリーの大きなテーブルが。自然と人が集まりおしゃべりをする、人と人がつながる場。

\ここによく出没/

看護師木村晶子さん

「初来訪の方にはご案内いたしますが、選ばれる場所はその日のコンディションなどで皆様それぞれ。私たちも色んな場所に出没します!」

TERRACE
テラス

中庭の緑と豊洲の近代的な街並みのコントラストが美しい開放感あふれる場。気候のよいときには籐のロッキングチェアを出して過ごすと格別だとか。


COURTYARD
中庭

四季折々の自然が感じられる、イングリッシュガーデンを思わせる中庭。敷地前にも花畑が整備され、建物と調和のとれた美しい佇まいへと進化しています。


マギーズセンターの建築概要を満たすマギーズ東京には「空間の持つ癒しの力」が備わっています。目的や気分によって、お好みの場所でお過ごしください。

マギーズのような場所、他にもあります
暮らしの保健室

マギーズが近くにあれば……という方に。病院以外で健康や生活の悩みを相談でき、安心して過ごせる場所が全国にあります。



[ 暮らしの保健室 ]
東京都新宿区戸山2-33戸山ハイツ33号棟125(1階商店街内)
TEL:03-3205-3114 MAIL:hokenshitu@kjc.biglobe.ne.jp
Facebookアカウント:暮らしの保健室

健康や暮らしのことで
困ったな……と思ったとき
気軽に利用できる地域の保健室


東京都新宿区都営外山ハイツの一角に『暮らしの保健室』はあります。ここは、病気や生活などの困りごとを無料で相談できる、地域のよろず相談所。看護師や栄養士など専門家が常駐し、必要に応じて医療や介護福祉の行政機関に相談ごとをつなぐ窓口機能も果たします。がんに特化せず様々な病状に対応。また、介護をはじめ、生活や将来の不安などについても相談できます。

訪れると、木のぬくもりが感じられるスペースで、まるでマギーズのよう。利用者同士が歓談できる大きなテーブルがあり、ミニキッチン、畳の小上がり、横になれるベッドもしつらえた居心地のいい空間です。専門家への相談はもちろんのこと、利用者同士でおしゃべりをしながらお茶を飲んだりするひとときも大切にしています。

長年訪問看護に携わった秋山は「誰でも気軽に相談できる場が地域にあれば」と英国のマギーズセンターを参考に2011年に『暮らしの保健室』を開設。そして現在、全国に広がっています。話を聞いてもらうだけで気持ちが整理され、解決の糸口が見つかることも。ひとりで抱え込まないで、お近くの『暮らしの保健室』へどうぞ。


全国に広がる、暮らしの保健室


1:かしわのもり(北海道河東郡鹿追町)
2:暮らしの安心センター(北海道雨竜郡沼田町)
3:まちの健康応援室(北海道札幌市)
4:まるごとケアの家岩見沢(北海道岩見沢市)
5:ささえるさんの家(北海道岩見沢市)
6:あきた森の保健室(秋田県由利本荘市)
7:あったか保健室(宮城県大崎市)
8:みんなの保健室陽だまりin草加(埼玉県草加市)
9:暮らしの保健室(東京都新宿区)
10:暮らしの保健室かなで(東京都江戸川区)
11:ふらっと相談室(東京都東久留米市)
12:プラスケア 暮らしの保健室(神奈川県川崎市)
13:暮らしの保健室あつぎ(神奈川県厚木市)
14:ものがたり茶屋(富山県砺波市)
15:元ちゃんハウス(石川県金沢市)
16:凪のいえ(石川県金沢市)
17:キャンナス金沢かぞくの保健室(石川県金沢市)
18:コミュニティスペースややの家(石川県小松市)
19:みんなの保健室(福井県福井市)
20:幸ハウス(静岡県富士市)
21:ふじたまちかど保健室(愛知県豊明市)
22:地域の保健室はぐみ(長野県佐久市)
23:ふらっと相談室(京都市右京区)
24:ともいき京都(京都市上京区)
25:よどまち保健室(大阪市淀川区)
26:めいまい保健室(兵庫県明石市)
27:あわホームホスピス研究会(徳島県小松島市)
28:にのさかクリニック地域 ホスピス支援センターエール(福岡県福岡市)
29:暮らしの保健室in若松 こみねこハウス(福岡県北九州市)
30:長崎市地域包括ケア まちんなかラウンジ(長崎県長崎市)
31:湯の町訪問看護ステーション 暮らしの保健室(大分県別府市)
32:ホームホスピス宮崎 暮らしの保健室(宮崎県宮崎市)
33:暮らしの保健室 肝付(鹿児島県肝属郡肝付町)

お問い合わせは、マギーズ東京まで Tel:03-3520-9913

いろいろな形で力を頂いています~マギーズ東京を応援する5つの方法

マギーズ東京を応援したい!無理なく、楽しみながら支援ができる様々な方法をご用意しています。

素敵な商品を買うと寄付になる!
1. ドネーション商品

マギーズ東京に共感していただいた企業との共同開発によるオリジナルグッズを販売しています。ご購入いただくと、売り上げの一部もしくは全額がマギーズ東京に寄付されます。

[ 販売いただいているお店と商品 ]
★Minimal/チョコレート
★榛原(はいばら)/レターセット
★REAL BBQ/マギーズ東京チャリティーBBQセット


和紙の老舗「榛原」オリジナル、蛇腹便箋のレターセット。
「セゾンカード」永久不滅ポイント400ポイントで交換できます(2019年10月末まで)。


カカオ豆本来の味わいや香りを追求し、シトラスの風味豊かなチョコレートを開発。ご購入はMinimalのウェブサイトから。

日常で使えるものいろいろあります
2. オリジナルグッズ
マギーズのロゴが入った、マギーズ東京オリジナルグッズ。売上はすべてマギーズの運営費に。使い心地の良いデザインとクオリティを兼ね備えた、こだわりの品です。

★トートバッグ各1500円
★マグカップ各1500円


マギーズ東京の入口を入ってすぐが、オリジナルグッズコーナー。マギーズカラーでもあるオレンジ色の商品がたくさん並んでいます。

シンプルに助けられています
3. 寄付
マギーズ東京の活動にご賛同いただける会員様(個人・法人・団体)を随時募集しています。税制上の優遇措置もありますので、詳しくは公式HPをご覧ください。

詳しくはマギーズ東京HPへ
https://maggiestokyo.org/

NEW!
★ありがとうブック
不要になった本・DVD・CD・ゲームなどの買い取り額を寄付できる「ありがとうブック」の寄付先に、マギーズ東京も仲間入り。Webで受付し、送付するだけで買い取り額を寄付できます。
https://www.39book.jp/supporter/welfare/maggiestokyo/


もっとコミットしていただける方は
4. ボランティアスタッフ

マギーズ東京の運営は多くのボランティアスタッフに支えられています。長期にわたり活動している3チームと、1日だけでもOKのガーデニングボランティアを紹介します。


★商品開発チーム
発足からメンバーの入れ替えもありますが、現在は女性5~6名。どんなものが喜ばれるか考えながら、オリジナルグッズを企画製作しています。


★ファンドレイジングチーム
今年の大仕事は「サポーティングマギーズ」の立ち上げ。メンバーはコンサルティング会社勤務の方などを中心に男女計10名ほど。


★『HUG』編集チーム
実務経験のあるメンバーが集まったチーム。イラストレーターなど、外部の方にボランティアで手伝ってもらうこともあります。

★ガーデニングボランティア
マギーズ東京には、訪れた方の心を癒す素敵な中庭があります。また、2018年からは「花畑活動」もスタート。この中庭をきれいな状態に保つため、ボランティアの方が、定期的に草取りやお花の植え込みを行っています。

好きなことでお力添えください
5. イベント開催

ご自身の得意なものや好きなものを生かしてイベントを開き、収益の一部をご寄付いただく支援方法です。パーティだけでなくレッスンを開くケースもあります。

阿部勤さん

仲間と同じ場を共有することの意味の大きさを感じました。いい時間を過ごしつつ、マギーズの支援にもなるので開いてよかったです。
Organizer voice

My Birthday Party
日付:2018年7月


建築家の阿部さんが自宅で開いた誕生日パーティ。こだわりの落ち着く空間を、身近な方に体感してもらいたいという思いが叶う会になりました。


庭ではBBQをしながらの乾杯。暑い中でも和やかな時間に。マギーズ東京の設計やガーデンに関わる方々も集まりました。


\ 興味のある方は、まずはこちらへ /
ワークショップ
サポーティングマギーズ


マギーズ東京をサポートする方法についてお伝えするセミナーを、年に数回開催しています。Facebookより確認いただき、ぜひご参加ください。

[ 内容 ]
★マギーズセンター、マギーズ東京の挑戦
★マギーズを応援するさまざまな方法
★マギーズ支援のためにもっとできそうなこと


第一回サポーティングマギーズの様子(2018年6月2日)

ファンドレイジングチーム岩井さん

「一人一人の思いを形に、一人一人の力で出来ることを。それが、サポーティングマギーズです。何が出来るか、何をしたいかを一緒に考えて、形にしていきましょう!」

Text:Naoko Utsumiya、Sachiko Hamabe、Namiko Suetsugu
Photo:Yu Miyai、Kota Shoji(マギーズ東京内観、外観)、Yasco Jimbo、asuro Ide
Illustration:Moe Itaba Composition:Namiko Suetsugu

PROFILE

マギーズ東京『Hug』

記事の転載元である『Hug』は、「がんであってもなくても、自分らしく生きる」をコンセプトとした、マギーズ東京が発行する情報誌です。マギーズ東京は、居心地のいい空間に、友人のように気軽に話せる医療的知識のあるスタッフがいて、がんに関わる人たちが生きる力を取り戻せる場を提供しています。

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