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HEALTHCARE : 健康

DATE : 2020.04.02

デコルテマッサージで美しいデコルテに!その嬉しい効果と手順を解説

胸元の開いた服やオフショルダーなど肩の出るデザインの服を着る際、デコルテの状態が気になる方も多いのではないでしょうか。デコルテとは、首すじから胸の上部にかけてのえりぐりの部分で、カサつきやシワなどのお悩みもつきものです。この記事では美容家監修のもと、デコルテに関するお悩みやデコルテマッサージの効果、その方法や注意点などを具体的に解説します。

監修:バスト&ヒップケアサロンTHE BEAUTIFUL代表、(一社)ビューティフルボディセラピスト協会 代表理事、セラピスト養成スクールBEAUTIFUL BODY therapist school主宰 中村ひろ美さん

よくあるデコルテのお悩みといえば…

まずは、デコルテに関する「よくあるお悩み」をご紹介します。




◆カサつきが気になる

特に冬季などの乾燥する時期には、デコルテも乾燥してカサつきがちです。セーターやマフラーなどの衣類に水分を奪われてしまうこともあり、カサつく前に保湿をする必要があります。

◆シワが目立つ

顔や手指に比べてお手入れがおろそかになりがちなデコルテ。知らぬ間にシワができてしまうこともあります。シワがあるとぐっと老けて見えてしまうので、シワのもととなる乾燥肌にならないよう、首からデコルテにかけてもスキンケアを忘れないようにしましょう。

◆日焼けによる色ムラ

胸元の開いた服を着た時など、デコルテは日焼けしやすい部分です。着ている服や着けているアクセサリーによっては、日焼けにムラが出てしまうことも。日焼け防止を心がけましょう。

◆透明感がない

頭を支える筋肉があるデコルテは、老廃物がたまりやすくくすみがちです。肌の透明感をキープするために、リンパマッサージを行うなど老廃物を排出しやすくするお手入れをしましょう。

お悩みにアプローチ!デコルテマッサージの嬉しい効果とは?



ご紹介したお悩みに対する効果はもちろん、デコルテマッサージには他にもさまざまな効果があります。

第一に、リンパの流れがよくなるため、老廃物が流れやすくなります。デコルテは頭の重みを常に支えているため老廃物が溜まりやすい部分ですが、デコルテマッサージを行うことで老廃物が流れやすくなり、むくみ・くすみを予防できます。

また、血行がよくなるため新陳代謝もアップし、肌のターンオーバーを整えることにもつながります。ハリやツヤがない肌では、デコルテにも老け感が出てしまいがち。マッサージに加え保湿ケアも取り入れることで、健康的な肌をキープしましょう。

デコルテマッサージと一緒に首やバストのケアも行うことで、リンパの流れや血行がよくなり、顔のむくみが解消されて小顔効果が期待できます。さらに、マッサージによりデコルテにも張りが出ることで、バストのふっくら感にもつながります。デコルテはもちろん、他のさまざまな部位にも効果が期待できるデコルテマッサージ。次はその方法を具体的にご紹介します。

デコルテマッサージの方法について



では、デコルテマッサージの方法について具体的に解説します。マッサージをする時は、ボディクリームやオイルを使うのが基本。肌の負担を軽くするとともに、保湿ケアにもなるため、マッサージの前に用意しましょう。

◆基本のデコルテマッサージ

①マッサージする側と反対の手で、鎖骨の中央から肩先に向けて優しくなでます。左右4~5往復、もし時間がとれるようでしたら、やわらかさを感じられるようになるまで2~3分行ってください。
このとき、中指と人差し指で鎖骨を挟むように置くことがポイント。
②親指以外の4本の指を耳の後ろにあて、首から肩先まで優しくなでます。
③鎖骨の下と胸のふくらみの間を、体の中央からわきへ向けて、親指以外の4本の指の腹を使って円を描くようにマッサージします。このとき、マッサージする側の手で胸を支えるようにするとうまくいきます。

①~③を左右10回くり返します。基本のマッサージは、デコルテ全体がじんわりと温かくなったら完了です。

◆わきの下へ老廃物を流す!仕上げのリンパマッサージ

基本のマッサージが終わったら、老廃物の排出を促進できるように、大きなリンパ節のあるわきをほぐしましょう。

①わきの下の中央を、親指以外の4本の指で軽く押し込むようにほぐします。
②親指以外の4本の指で、わきの外側から腕の付け根をもみほぐします。こちらを左右5~6回ずつ行ってください。

◆デコルテをふっくらさせたい方へ!肋骨間マッサージ

やせ型の人の中には、デコルテに肋骨が目立つのがお悩みという人も。そんな時は、肋骨と肋骨の間をほぐすイメージでマッサージすることで、デコルテにふっくら感が出て、肋骨が目立たちにくくなります。

①片手で反対側のバストを支えます。
②空いている手の指の腹を使い、肋骨と肋骨の間を軽くほぐすようになぞります。鎖骨の下の肋骨から胸のふくらみの上までを、左右約5~10回マッサージしましょう。

また呼吸が浅い人も肋骨間の筋肉が硬くなりやすい傾向があります。胸郭(肺の周りの骨格)をふくらませたりへこませたりする胸式呼吸をエクササイズとして取り入れるのがおすすめです。1日10回程度、胸式呼吸で深呼吸をする時間を作ってみてください。

デコルテマッサージの注意点

最後に、デコルテマッサージを行う際の注意点について解説します。

◆圧を強くかけすぎない

リンパマッサージは強く押す必要はなく、さする程度で充分効果があります。効果を高めようと圧をかけてマッサージしても、逆にリンパの流れを妨げたり、内出血して黒っぽくなったりしてしまうことも。優しくなでるようにマッサージするようにしましょう。

◆クリームやオイルを使用する

何も塗らずにマッサージすると、摩擦による肌への負担が原因で、肌が傷ついたり、たるみやシワができたりすることも。クリームやオイルを塗ることで、肌と指の摩擦が和らぎ、スムーズにマッサージを行えます。

◆お風呂上がりに行う

お風呂上がりは体が温まることで血流も良くなっており、マッサージを行うにはとてもよいタイミングです。また、シャワーだけで済ませず湯船につかっておくと、体が温まるだけでなく、体全体に水圧がかかりリンパマッサージに似た効果も得られます。

◆マッサージの前後は水分補給を欠かさずに

マッサージの前後にそれぞれコップ1杯程度の水分補給をすると、よりマッサージの効果が高まります。マッサージ前の水分補給はリンパを流れやすくするために、マッサージ後の水分補給は老廃物が体外に排出されやすくするために良いと言われています。2杯分の水分補給が難しい場合は少しずつでもいいので、マッサージ前後に水分補給をするのがおすすめです。

デコルテに関するお悩みとしてはカサつきやシワ、色ムラなどがあり、そうしたお悩みにアプローチしやすいのがデコルテマッサージです。リンパや血行の流れがよくなることから、小顔効果が期待できるなどデコルテ以外にも嬉しい効果があります。マッサージを行う際は、上記のマッサージ方法を参考にしつつ、お風呂上がりにクリームを塗って優しくなでるように行ってみてください。毎日の積み重ねで、美しいデコルテを手に入れましょう!

PROFILE

【監修】中村ひろ美HIROMI NAKAMURA

バスト&ヒップケアサロンTHE BEAUTIFUL代表
(一社)ビューティフルボディセラピスト協会 代表理事
セラピスト養成スクールBEAUTIFUL BODY therapist school主宰

トップセラピストとして5000人以上の女性の施術を担当。
独立後は女性らしい身体作りに特化したサロンを運営する傍ら、各種メディアにおいて数々のバストケア監修や執筆を手掛ける。変化の分かるボディケアには定評があり、モデルや女優、アナウンサーなど幅広い職業の女性から支持を受ける。
バストケアとヒップケア、女性ホルモンを専門分野とする。

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