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DATE : 2026.03.13

教育資金、どう準備する?子どもの未来のためのマネープラン

「子どもには好きなことをさせてあげたい」「将来の選択肢を広げてあげたい」…そう願うのは、きっとすべての保護者の共通の想いですよね。でも、現実は厳しいもの。習い事、塾、受験…と、成長とともにどんどん膨らんでいく教育費。漠然とした不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

子育て真っ只中の方々は、自分のことよりも子どもの教育を優先しがちで、将来のお金についてじっくり考える時間もないかもしれません。子どもの未来のためには、早いうちから教育資金についてしっかりと準備しておくことが大切です。
教育資金の準備方法について具体的にみていきましょう。

 

教育費用の目安と将来の進路による資金の違い


まずは、どのくらいの教育資金が必要なのかを知ることが大切です。文部科学省の調査によると、幼稚園から高校卒業までの教育費の総額は、すべて公立に通った場合で約596万円、すべて私立に通った場合は約1,976万円と大きな差があります(※令和5年度調査結果)。

次に、私立大学等の入学者に係る学生納付金等調査結果(令和5年度文部科学省調査)によると、大学4年間の教育費は国立大学は約242万円、私立大学(文系)は約410万円、私立大学(理系)は約541万円となっています。

さらに、大学進学時にかかる費用は、自宅通学か自宅外通学かによっても大きく変わります。自宅外の場合、生活費や家賃なども必要になるため、より多くの資金が必要となります。また、医学部や歯学部など、6年間の学費がかかる学部もあるため、その点も考慮する必要があります。

将来、子どもがどんな進路を選ぶかはまだわからないかもしれませんが、様々な可能性を想定し、余裕を持った資金計画を立てることが重要です。  

教育資金の準備方法:貯蓄、学資保険、投資(投資信託積立)、教育ローン


教育資金を準備する方法には、大きく分けて「貯蓄」「学資保険」「投資(投資信託積立)」「教育ローン」の4つがあります。それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選びましょう。


1.貯蓄

メリット:
元本割れのリスクがなく、必要なときに自由に引き出せる。金利上昇の恩恵を受けられる可能性もある。現在、児童手当は、0歳から18歳までもらえるので、全て貯めておくと約240万円に。(※第3子以降は増額になります)

デメリット:
計画的に貯蓄しないと目標額に届かない可能性がある。インフレリスクがある。


2.学資保険

メリット:
満期時にまとまった資金が受け取れる。貯蓄性がありつつ、契約者に万一のことがあったときでも、保険金を受け取れる。保障も付いている商品もある。

デメリット:
途中解約すると元本割れする可能性がある。低金利時代には返戻率が低い場合もある。

学資保険を選ぶポイント:
返戻率、保障内容、保険料の支払方法などを比較検討しましょう。また、保険会社の信頼性も重要なポイントです。


3.投資(投資信託積立)

メリット:
大きくお金を増やせる可能性がある。子どもの年齢が低ければ、運用期間を長く取ることができ、リスクを低くしながら安定的に増やせる可能性がある。NISAを利用すれば、非課税で利益が受け取れる。

デメリット:
元本割れのリスクがある。投資初心者には、敷居が高い。


4.教育ローン

メリット:
まとまった資金をすぐに借りることができる。教育資金以外に、入学金や教材費などにも利用できる。

デメリット:
金利負担が発生する。返済計画をしっかり立てないと家計を圧迫する可能性がある。

教育ローンの種類:
日本政策金融公庫の「国の教育ローン」や、銀行などの金融機関が提供する「民間の教育ローン」があります。金利や返済期間などが異なるため、よく比較検討しましょう。  

家計に合わせた無理のないプランニングを


教育資金の準備は、家計の状況に合わせて無理のない範囲で行うことが大切です。収入や支出を把握し、毎月いくらまでなら教育資金に充てられるのかを計算しましょう。その上で、進学プランを検討してみましょう。

例えば、貯蓄だけでは目標額に届かない場合は、学資保険や投資(投資信託積立)と併用したり、教育ローンを検討したりするなど、複数の方法を組み合わせるのも一つの方法です。

また、子どもが成長するにつれて、教育費以外の支出も増えていきます。住宅ローンや老後資金の準備なども考慮しながら、バランスの良い家計設計を心掛けましょう。  

子どもの未来への投資


教育資金の準備は、子どもの未来への投資です。早いうちから計画的に準備することで、子どもが将来の選択肢を広げ、自分の可能性を最大限に伸ばせるようサポートできます。

教育資金について考えはじめることが、まずはじめの第一歩です。子どもをどんな進路に進ませたいのか、また、子どもの希望なども聞きながら取り組んでみましょう。

※この記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品への投資を勧誘するものではありません。投資に関する最終決定は、ご自身の判断で行ってください。
監修:ファイナンシャル・プランナー(CFP)/Money&You取締役
高山 一惠(たかやま かずえ)さん


中央大学商学部客員講師。一般社団法人不動産投資コンサルティング協会理事。慶應義塾大学文学部卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを創業、10年間取締役を務め退任。その後現職へ。NHK「日曜討論」「クローズアップ現代」などテレビ・ラジオ出演多数。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」運営。「はじめての新NISA&iDeCo」(成美堂出版)、「マンガと図解 はじめての資産運用」(宝島社) 、「50代から考えるお金の減らし方」(成美堂出版)など書籍100冊、累計180万部超。1級FP技能士。住宅ローンアドバイザー。

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