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DATE : 2020.03.05

胸が大きいと肩こりになりがち?肩こりの原因や解消方法について

年齢に関わらず、肩こりに悩んでいる方は多くいらっしゃいます。特に胸が大きい女性は肩がこりやすく、その症状に悩まされがちです。そもそも、なぜ胸が大きいと肩こりになりやすいのでしょうか。この記事では医師の監修のもと、胸が大きい女性が肩こりになりやすい理由や、おすすめの肩こり対策などについてご紹介します。

監修:医療法人優美会理事長、吉井クリニック院長 吉井友季子先生

胸が大きいと肩こりになるってほんと?

胸が大きい女性の悩みには「似合う服が少ない」「太って見える」などさまざまなものがありますが、「肩こりになりやすい」という悩みも挙げられます。

実際、胸が大きいと胸の重みで肩や首に負担がかかって肩がこりやすく、ブラジャーで胸の重みを支えていても、肩ひもが肩に食い込むことで結果的に肩こりにつながることも。また、腕などを動かす時に胸が邪魔になってしまうため、上半身が動かしにくく、肩がほぐれる機会が少ないのも特徴です。このような理由から、胸が大きい女性は肩こりになりやすいと言えるでしょう。

肩こりと胸の大きさ、その因果関係とは?



そもそも、肩こりはどのようなことが原因で起こるのでしょうか。肩こりの原因と、胸が大きいことで肩こりになる理由について解説します。


肩こりの原因

猫背の姿勢がクセになっている

猫背になると、頭と肩が少し前に出る姿勢になり、頭の重さを支えるために首や肩の筋肉が緊張します。その結果、血流が悪くなり肩こりの原因になります。

同じ姿勢でいる時間が長い

1日中、座ったまま、あるいは立ったまま仕事をしているなど、長時間同じ姿勢を取っている場合も、筋肉の緊張から血流の悪化を招き、肩こりが起こることがあります。

長時間のパソコン使用による目の疲れ

目が疲れると、肩こりの原因になることも。目や周りの筋肉の緊張が続くと、同時に肩や首の筋肉も緊張するため、肩がこりやすくなります。

ストレス、運動不足、体の冷え

こうした状況に置かれると、筋肉が硬くなり体がこりやすくなるため肩が緊張状態になり、肩こりを引き起こしやすくなります。

肩こりの原因は必ずしもひとつではなく、これらの原因が重なって起こることも多いと言われています。当てはまるものがないか、一度振り返ってみましょう。


胸が大きいことで肩こりになる理由

腕や上体が動かしにくい

胸が大きいと上半身を動かしにくくなり、血行が悪化することで肩こりが起きやすくなります。

胸が重たく猫背になる

「胸が重い」「胸を張ると目立って恥ずかしい」など、胸が大きい女性は猫背になりやすく、肩に負担がかかって肩がこりやすい傾向にあります。

肩こりの原因は血行不良であることがほとんどです。胸が大きい女性の場合、このような理由から、血行不良となり肩こりにつながることが多いようです。

胸が大きいことによる肩こりの解消に!おすすめの肩こり対策

実際に肩こりに悩んでいる場合は、どのような対策をすればよいのでしょうか。肩こりの解消方法について具体的に解説します。




おすすめの肩こり解消方法

肩・首回りのストレッチをする

肩を上げ下げする、前後に回す、さらに首を回すなど、肩・首周りのストレッチを行うことで筋肉のこりをほぐします。自宅など広い場所でストレッチができる場合は、両腕を前後に大きく回す、真上に上げたあと前から後ろへ振り下ろすなどの体操もできると、より肩がほぐれやすいでしょう。

肩ひもが太いブラジャーを着用する

肩ひもは細いものより、太いもののほうが肩にかかる重みを分散させることができます。太いひものブラジャーを選ぶことで、肩への食い込みや締めつけが減って血行も良くなり、肩こりを軽減させやすくなるのです。ブラジャーを購入する際、店員さんに相談してみるのもよいでしょう。

ゆっくり湯船に浸かり筋肉を温める

お風呂の際にゆっくりと湯船につかることで筋肉をほぐし、血行を良くすると肩こりも和らぎやすくなります。ストレスや冷えも軽減されやすくなり、心身共に良い影響が期待できます。

長時間同じ姿勢でいるのを避ける

ずっと同じ姿勢でいるのを避けるため、長時間座っている仕事であれば1時間に1回は立ってストレッチするなど、こまめに体を動かしましょう。軽い屈伸運動や両手の上げ下げなど、全体の血流をうながすストレッチをすると効果的です。首をゆっくり回す、後ろにそらすなど、首周りの筋肉をほぐすストレッチも、オフィスで手軽にできて効果が高いのでおすすめです。


胸が大きい女性の悩みのひとつである肩こりは、上半身の動かしにくさや、猫背が原因で起こることが多いと言えます。原因をしっかりと把握したら、定期的なストレッチや肩ひもの太いブラジャーの使用、湯船での温浴など、肩こり対策を行ってみましょう。もしこうした対策も効かないほどのこりがある場合は、病気のサインの可能性もあるので早めに医療機関を受診してくださいね。治療が必要になる前にこまめな対策を行い、肩こりの悩みから解放されましょう。

PROFILE

【監修】吉井 友季子先生YUKIKO YOSHII

医療法人優美会理事長、吉井クリニック院長
大阪市立大学医学部卒業。H11年大阪府吹田市江坂で吉井クリニックを開院。内科、外科、婦人科疾患、健診や予防医療、美容医学に力を入れ成果をあげている。著書多数。健康・美容に関して雑誌、新聞でコメントを求められることも多い。
https://www.yoshiiclinic.jp/

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