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MYSELF : 自分

DATE : 2022.11.11

理想の人生に近づける! 今日からできる3STEPライフデザイン

きっと多くの方が感じているであろう「このままで毎日を過ごしていて本当にいいのかな?」という漠然とした不安。その解消の助けになるのが、「ライフデザイン」です。ライフデザインとは、仕事も家庭のこともすべて含めて、理想の人生を描くことを指します。
本記事では、先を見通しにくく、また生き方の多様化が進んでいる今だからこそ考えておきたいライフデザインの重要性について、キャリアコンサルタントの岩橋さんに聞きました。

今回教えてくれるのは……

取材・監修:株式会社MYコンパス代表取締役
キャリアコンサルタント
岩橋ひかりさん


お茶の水女子大学を卒業後、株式会社セブン銀行に入社。広告、企画部門を経て、人事部門で新卒採用やダイバーシティ推進に従事。その後第2子を出産し、2017年には株式会社MYコンパスを創業。
生き方に働き方を合わせる「ライフキャリア思考」を提唱し、国内外1万人以上の女性を支援。企業での講演やメディアでの連載、支援者育成など幅広く活動中。著書に『最強のライフキャリア論。』(時事通信社)がある。
https://mycompass.co.jp/  

約8割の女性が「今後の人生が不安」と感じている


個別のコンサルティング、セミナーやワークショップなどのイベントなどをとおして累計1万人以上の女性のライフデザインをサポートしてきましたが、今後の人生に対して不安を感じている方はとても多いです。体感としては、8割を超えるくらいでしょうか。
不安の程度や内容には個人差がありますが、ほとんどの方が「このままでいいのか不安だけれど、どうしたらいいかわからない」と感じている様子。今後の人生が不安なのは、あなただけではありません。  

ライフデザイン=「理想の人生」を描くことの重要性


漠然とした不安を払拭するには、理想の人生を明確に描き、そのために行動できる状態をつくることが必要。それが「ライフデザイン」です。
ライフデザインに取り組むことは、なりたい自分に近づくために欠かせないステップ。自分の言葉で具体的に理想を表現しない限り、イメージはいつまでもぼやけたままで、実現のために何をすべきか見えてきません。裏を返せば、理想の人生を描くことで基準が明確になり、すべての意思決定がラクになります。決めた未来が導いてくれるようになるのです。
実際に、私のコンサルティングを受けた受講生のみなさんを見ていると、明確に未来を描いたことでそれを叶えられている方も多くいらっしゃいます。  

ライフデザインのための具体的なステップ


ライフデザインと聞くと、「難しそう」と感じられる方は多いはず。でも実は、理想の人生はシンプルな3つのステップで描くことができます。


【STEP1】 嫌なことを書き出し、思い込みを取り払う

初めに、自分が嫌だと感じることを100個書き出すことから始めます。この作業では、気持ちを言語化する力を養ったり、経験や知識に基づく思い込み(アンコンシャス・バイアス)を取り払ったりといった効果が期待できます。
詳しい方法は以下の記事でご紹介しているので、併せてご覧ください。
モヤモヤを抱えていませんか? 「自分にとって嫌なこと」を知る必要性 >>


【STEP2】 理想の人生を“仮”決定する

次に、理想の人生像を仮決定します。ポイントは、あくまで仮決定であると考えること。違和感を覚えたら、いつでも修正すればいいんです。重く考えずに取り組んでください。
理想の人生を考えるにあたっては、まず自分らしさを理解しておくといいでしょう。「私は○○です」という構文で自分を表現する文章をたくさん書き出したり、これまでの人生をチャートにして詳しく振り返ったりすると、個性が見えてきますよ。可能であれば、周囲の人に自分の印象を聞いてみるのもおすすめです。
そして、今後も大切にしていきたい自分らしさを明確にしたうえで、以下の枠組みについて、それぞれ理想のあり方をイメージしてください。

1 自分
2 仕事・働き方
3 家族

すると、理想の人生がどんなものか、輪郭がはっきりしてくるはずです。

●社会的に正しいか・認められるかどうか”は考えない!
理想の人生像は、仕事の目標管理シートのように、誰かに見せるものではありません。もちろん、社会的に認められる内容でなければならないということもありません。本心に正直になることだけが重要です。
また、理想の実現に向けた具体的な計画を練るのも後回しにしましょう。「3年後に昇格試験がある」などの外的な要因も無視して考えます。

このとき必要になるのが“知識”。理想を描くには知識も必要です。キャリアコンサルタントという職業を知らない人がそれを目指せないように、知識をつけなければ選択肢は広がりません。うまく理想を描けない方は、ブログやSNS、書籍などから、さまざまな人の生き方や働き方をリサーチするのもおすすめです。

そうして理想の姿をまとめられたら、行動計画も立ててみましょう。今週、1年後、3年後に具体的にどんなアクションを起こし、どうなっていたいかを検討してみてください。ポイントは、今週すぐにできることを考えること。スムーズに次のステップに進めます。


【STEP3】 “新しい自分のイメージ”に合わせて行動してみる

STEP2で仮決定した理想、「新しい自分のイメージ」を意識しながら、日常生活でさまざまな行動を起こしてみましょう。そして、その中で自分の感情や気持ちにどんな変化があるかを敏感に観察します。
場合によっては、「この理想像は自分には合わないかも」と感じることもあるはず。そのときはいつでもSTEP 2に立ち戻り、改めて仮決定すればOKです。  

ライフデザインを見直すべきタイミング


人の気持ちや思考、その人を取り巻く環境は変わるものですから、ライフデザインは定期的に見直す必要があります。
見直しのタイミングは、出産や引っ越しなどのわかりやすい節目はもちろん、「何も起こっていないとき」でもいいんです。私は、転機はつくれるものだと思っています。ライフデザインの見直しをすること自体が、転機になることもあるでしょう。読者のみなさんは、この記事を読んだことが転機になるかもしれません。そうなったらとてもうれしいです。
ちなみに私は、毎年お正月に見直しをしています。仕事に合わせて年度末にするとか、お子さんがいれば新学期にするとか、自分のやりやすいタイミングを選んでください。  

あなたが不幸であり続けることを望んでいる人はいない


ライフデザインをするにあたり、「家族にどう思われるか心配」「夫は、きっと(私が変わることを)よく思わない」などと話す方は少なくありません。でも、よくよく話を聞いてみるとそれは思い込みで、その人に制限をかけているのは「その人自身」であることがとても多いんです。
あなたが目標を掲げて変わっていくことを拒絶する人は、本当にいるでしょうか? 今一度よく考えて、ぜひ自由に、のびのびと理想の人生をデザインしてほしいと思います。

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